ルネ・ラリック リミックス_ @東京都庭園美術館

こんにちは、アート・コミュニケータのRicaです。

美術館や建築、パブリックアートのたのしみをご紹介しています。

今日は東京都庭園美術館で2021年6月26日〜9月5日まで開催されている「ルネ・ラリック リミックス」というタイトルの展覧会をご紹介します。

展覧会は7部構成になっています。

目次

イントロダクション:ルネ・ラリックと朝香宮邸

第1部は「イントロダクション:ルネ・ラリックと朝香宮邸」です。

ルネ・ラリックといえば世界でただ1つ、朝香宮邸のガラスレリーフですね。

今回の展覧会ではこのガラスレリーフの原画が展示されていて、当初は女性像が裸体で描かれていたものが布で覆うように指示されていたことが記載されていたということです。

その原画がこちらです。そしてレリーフの立体感がわかるように展示されていました。

このほかにアンリ・ラパンがデザインした既製品の照明器具が使われましたが、そのほかにも允子妃が購入したアクセサリーの中から、現存する「三匹の蝶」も展示されていました。

ルネ・ラリックのジュエリー

第2部は「ルネ・ラリックのジュエリー」です。

ルネ・ラリックは母親の勧めでパリで金銀細工師(ゴールドスミス)の訓練を受けた後、18歳の1878年から2年間、ロンドンで美術を学びました。フランスに帰国後はカルティエやブシュロンといった有名メゾンに作品を提供し、25歳の時に独立します。

1900年、40歳の時に開催されたパリ万博で、ルネ・ラリックのアクセサリーは大変な人気となりました。

ルネ・ラリックの作品の特徴は、女性や鳥、植物という自然のモチーフと、エジプトやイスラムなど異国情緒あるテイストを組み合わせて独自の表現を確立しました。

複数の自然

第3部は「複数の自然」です。

ルネ・ラリックの作品には日本美術、フランスで流行していた「ジャポニズム」からの影響があると言われているが、それは自然の捉え方であるという解説で、自然をモチーフにした作品が14点展示されています。

古典の再生

第4部は「古典の再生」です。

モダンな印象のあるルネ・ラリックにも古典にインスプレーションを受けていた時代がありました。インスピレーションを受けるだけではなく、古典を再解釈しようとする試みばなされたのです。

エキゾティシズムとモダニティ

第5部は「エキゾティシズムとモダニティ」です。

フランスでの古代エジプトブームとロシアのバレエ(バレエ・リュス)がルネ・ラリックに新たなインスピレーションを与えました。

女性たちのために

第6部は「女性たちのために」です。

ルネ・ラリックにとって女性は発想の源泉でした。香水瓶には妻や娘をモチーフにした作品も見られます。また、20世紀中頃から社会進出をするようになる女性たちに向けての作品、例えばシガレットケースやアッシュトレイなどもデザインするようになります。

香水瓶をきっかけに化粧品産業に用いられるようになり、ルネ・ラリックの人気は不動のものになりました。

装飾の新しい視点をもとめて

第7部は「装飾の新しい視点をもとめて」でこちらからは新館での展示です。

ルネ・ラリックが生きた時代は2つの世界大戦を跨ぐ時代でした。そのような中で、ガラス作家に転向したルネ・ラリックがどのように芸術と装飾、装飾と生活の関係を見出そうとしたのかを、4つのキーワードの元に展開していきます。

  • ユニーク・ピースとしてのシール・ペルデュ
  • プロダクトデザイナーとして
  • アールデコ博覧会 時代の象徴
  • 都市空間と装飾

ルネ・ラリック リミックス・展示の特徴

朝香宮邸のインテリアを最大に活用して作品を贅沢に配置することで、ルネ・ラリックのガラスが美しく映えています。

空間の中央に展示ケースを配置し、どの角度からも鑑賞できるようになっているものが多いです。

個室の家具も利用して展示しています。

東京都庭園美術館だからこそできる邸宅とガラスの組み合わせ、優雅な気持ちになれるひとときです。

カフェにはルネ・ラリック リミックスとコラボしたスイーツ「ペール・ベリーヌ〜バタフライ・ブローチを添えて」がありました。

今回の展覧会の図録は現在編集中で8月初旬に発売されるとのことでした。(¥2,970/税込)

東京都庭園美術館について   

  • 所在地:東京都港区白金台5丁目21−9
  • 交通:JR・地下鉄目黒駅・徒歩10分
  • ロッカー:あり:コイン戻り式 ¥100(¥100コインお持ちください)
  • 写真撮影:ルネ・ラリック リミックス展は可能
  • 一般駐車場なし
  • 休館日はウェブサイトのカレンダーでご確認下さい。

庭園美術館WEBサイト https://www.teien-art-museum.ne.jp/

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