艶めくアールデコの色彩 @東京都庭園美術館_色いろいろ

こんにちは、アート・コミュニケータのRi.Kaです。

美術館や建築、身近にあるパブリックアートをご紹介しています。

今日は東京都庭園美術館で開催中の企画展「艶めくアールデコの色彩」をご案内します。

目次

旧朝香宮邸、年に1度の建物公開

東京都庭園美術館は、1933年に竣工した朝香宮家の邸宅を東京都が譲り受け美術館として開館しました。

建物そのものが美術品とも言える貴重な建築で、年に1回、建物や内装が当時の様子と共に公開されます。

近年は建物公開に合わせて様々な企画展が催されています。

2019年「1933年の室内装飾 朝香宮家をめぐる建築素材と人びと」

2020年「東京モダン生活」

2021年は「艶めくアールデコの色彩」というテーマで、インテリアに使用された色彩を切り口で展示が構成されています。

この展覧会は写真撮影が可能ですので、紹介パネルと共にご紹介します。

展覧会は本館の朝香宮邸では、インテリアに用いられている色彩、新館の展示室では、収蔵品のアール・デコの作品が展示されています。

朝香宮邸の色彩

朝香宮邸の朱色

Vermilion

玄関を入ってすぐの次の間にある香水塔の部屋の色が朝香宮邸で最も印象に残る色ではないでしょうか。

漆の艶と朱色が高貴な印象です。

朝香宮邸の黒

Black

香水塔のベースや窓枠、ラジエーターカバーなど、アール・デコの意匠に欠かせない黒、朝香宮邸にも効果的に用いられています。

階段に使われている御影石も豪華ですね。

各部屋に置かれたラジエーターのカバーもデザイン

私はラジエーターカバーが大好きで過去にも投稿しています。

朝香宮邸の緑

Green

1階の小客室のアンリラパンの壁紙、2階に上がると漆喰の壁の塗装に緑色が多く用いられています。

緑の壁クロス、そして漆喰で緑色を選ばれるとはさすがのセンスですね。

窓から庭を見ると庭の緑とのつながり、そしてゆっくり静養をするための空間として選ばれたのではないかと想像します。

朝香宮邸のメタリックカラー

装飾の中でメタリックカラーも多く使われています。

中でもマックス・アングランのエッチングガラスは朝香宮邸のシンボル装飾でもあります。

何回見てもいいなと思います。

マックス・アングランのエッチングガラス

大食堂の両側の壁に配された、彫刻家イヴァン・レオン・アレクサンドル・ブランショのレリーフも迫力があります。

アレクサンドル・ブランショの大食堂のレリーフ

朝香宮邸の黒と白

Black and White

ベランダにはモダンな市松模様のタイルが敷かれています。

アール・デコデザインを象徴するような優雅な雰囲気のベランダです。

香水塔もブラック&ホワイトですね!

アンリ・ラパンの香水塔についてはこちらにも記載しています。

朝香宮邸の白

White

白といえば、まずは朝香宮邸の外観です。

白い邸宅という言葉がぴったりですね。真白ではなくアイボリーに近いのかなと思います。

天井は白の漆喰で統一されています。

照明器具の装飾性が映える色になっているのですね!

朝香宮邸のローズカラー

これ以下は、展覧会でパネルの説明はなかったものですが、私なりに色を探してみました。

朝香宮邸の色づかいの中でインパクトのあるローズ色の壁クロスです。今回の展覧会に合わせて復刻されました。

允子妃殿下寝室の壁で、空調の吹き出し口も妃殿下自らがデザインしたというこだわりの部屋なのです。

朝香宮邸の多色づかい

星形の照明器具は朝香宮邸の中でユニークな存在です。

食堂の壁に描かれた絵も赤が効果的に使われています。

朝香宮邸のウッドカラー

朝香宮邸の内装で欠かせないのが木目です。

白木でもない、濃い色の木でもない、美しい色合いは「シトロニエ」という素材です。

このはやは書斎で内装設計をアンリ・ラパンが手掛けました。

この木の色調が他の部屋でも多く見られるほか、黒檀や花梨といった木材も使われています。

朝香宮邸の乳白色

朝香宮邸にはルネ・ラリックのガラスに代表される、乳白色のガラス装飾が多くあります。

建具だけではなく照明器具にも使われています。

乳白色と白熱色のライトが雰囲気を出していますね。

今回は展覧会のテーマ「色彩」に合わせて朝香宮邸を色を切り口に見てきました。

朝香宮邸のカラーイメージを作ってみました。

東京都庭園美術館について   

  • 所在地:東京都港区白金台5丁目21−9
  • 交通:JR・地下鉄目黒駅・徒歩10分
  • ロッカー:あり:コイン戻り式 ¥100(¥100コインお持ちください)
  • 写真撮影:建物公開の企画展は可能
  • 一般駐車場なし
  • 休館日はウェブサイトのカレンダーでご確認下さい。

庭園美術館WEBサイト https://www.teien-art-museum.ne.jp/

今回の建物公開では照明をしっかり見てきましたので、次回は照明について記載します。

このブログでは美術館や身近にあるパブリックアート、休日の散歩情報などをご紹介しています。 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。  

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