南青山 アートツアー vol.3 岡本太郎記念館

こんにちは、アート・コミュニケータのRicaです。

美術館や建築、パブリックアートのたのしみをご紹介しています。

南青山アートツアー2館めは岡本太郎記念館(Taro Okamoto Memorial Museum)です。

目次

岡本太郎記念館(Taro Okamoto Memorial Museum)とは

「芸術は爆発だ!」で一世を風靡した岡本太郎さん(1911〜1996、以降敬称略)の作品を展示するギャラリーです。

こちらとは別に神奈川県川崎市の生田緑地内に「岡本太郎美術館」もありますが、「岡本太郎美術館」が岡本太郎が川崎市に寄贈した大量の作品を展示するために建設された公立の美術館に対して、岡本太郎記念館は生前にアトリエとして使っていた住居兼アトリエを没後2年の1998年にパートナーの岡本敏子さんの尽力により、ギャラリーとして公開されました。

岡本太郎記念館の特徴

記念館は5つのエリアに分けられます

  • サロン
  • アトリエ
  • 展示室1・2
  • ミュージアムショップ

岡本太郎の美意識を伝える庭と建物

岡本太郎の彫刻作品とシダや雑木が混然一体化した空間です。都会の中のオアシスのような庭で、元気が出てくる、力がみなぎってくるような感覚になる空間です。

上を見上げるとバルコニーとブロックを積み重ねた建築の構造に目を惹かれます。

この建物はル・コルビジェに師事した坂倉準三氏(1901〜1969、以降敬称略)の設計で、1954年に竣工しました。坂倉準三は岡本太郎とはパリ留学中から親交があり、少ない予算の中で大きな空間を作る工夫が随所に見られ、建築ファンの間でも聖地のような建物です。

雰囲気のある居間:サロン

エントランスを入って右側に進むとサロンと呼ばれる居間があります。

坂倉準三の設計を感じさせる光がたくさん入る大きな掃き出し窓と天井高のバランスがくつろぎを感じさせます。

こちらには岡本太郎がデザインしたオブジェがたくさん展示されています。

それらを見守るように岡本太郎の等身大のマネキンがあり、一瞬ハッとします。これは本人がシリコンに埋まって作ったというユニークなエピソードがあります。  

アトリエは吹き抜けの大空間

1954年以降1986年に逝去するまでの32年間、このアトリエから作品が生まれました。

キャンバスやデスク場の道具やアップライトピアノなどがそのまま残され、岡本太郎が今ここにいるかのような気持ちを味わうことができます。

作品を生かす展示室

2階に上がると岡本太郎記念館オープンに際して増築された展示室があります。

第1展示室は35㎡、ブリッジを渡った先にあるのが第2展示室で22㎡とコンパクトな空間ですが、岡本太郎の作品がパッと引き立つ空間です。

企画展:対峙する眼

2020年9月30日(水)〜2021年3月14日(日)まで「対峙する眼」が開催されています。

岡本太郎の絵に必ず描かれている「眼」にスポットを当てた展覧会です。

岡本太郎の抽象画は何を描いているのか全然わからなくても、これは「眼」なんだな、ということはなんとなくわかりますね。

なかなか迫力のある展示でした。

渋谷駅のパブリックアート「明日の神話」

そういえば、渋谷駅マークシティと京王井の頭線をつなぐ通路のパブリックアートで岡本太郎の作品「明日の神話」にも眼がたくさんあったなと改めて見直しました。

最初にこのアートが展示された時、通勤通学の人が行き交う駅の通路なので、ちょっと場違いかなと思えたのですが、今は魔除けのような、見守られているような気持ちになっています。

   

ミュージアムショップとスタッフの対応

岡本太郎記念館ミュージアムショップ

岡本太郎記念館はミュージアムショップが充実しています。これまでに出版された100冊を超える岡本太郎関連の本と作品がキュートにアレンジされたグッズが並んでいます。

本の中では「自分の中に毒を持て」は今でも多くの方のバイブルになっている本ですね。

なつかしい近鉄バッファローズの復刻キャップも時代を経た今だから人気だそうです。

  

ミュージアムスタッフの対応

スタッフは受付とミュージアムショップ兼任で1人で対応されていました。

とても明るく親切で建物やグッズについての質問に丁寧に答えてくださいました。

気さくな岡本太郎のイメージと合っていて、うれしかったです。

美術館としての設備は十分ではないですが、私邸を改装したギャラリーとしてはとても満足度の高いミュージアムで、休日の寄り道におすすめです。

岡本太郎ミュージアム今度の予定

暮らしの中の芸術

2021年3月17日(水)〜2021年7月11日(日)

「鯉のぼり、いいねえ。あんな大きな魚が空を泳ぐんだよ。凄いイマジネーションじゃないか。それも、ひとりの芸術家の創作じゃない。普通の民衆がみんなで自然に持っているイメージなんだ。世界中にひろめたいな」(岡本太郎ミュージアムウェブサイトより)

岡本太郎の鯉のぼり、春にぴったりのテーマですね。ぜひ見に行きたいです!

岡本太郎記念館 概要

  • 住所:東京都港区南青山6-1-19
  • アクセス:地下鉄線表参道駅徒歩8分、または渋谷から都営バス、新橋駅行き「南青山6丁目」徒歩2分
  • 開館時間:10:00〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで 
  • 休館日:火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始、展示替え期間 
  • 料金:一般 650円 / 小学生 300円
  • 館内は靴を脱いでスリッパです(除菌済み)
  • 館内はベビーカー利用できません
  • 一般向け専用駐車場:なし
  • ティールーム敷地内にあり
  • ロッカー:なし
  • 写真撮影:岡本太郎の展示すべて可能(2021年3月企画展)

☆入館は予約制ではないですが混雑状況で待つことはありそうです。

上記はブログ更新日現在の情報です。最新情報はウェブサイト等でご確認ください。

岡本太郎記念館ウェブサイト taro-okamoto.or.jp

南青山アートツアーは、ヨックモックミュージアムからスタート、岡本太郎記念館の次は根津美術館へと続きます。

 

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